Simpel en Lekker

オランダでの日々の生活、子育て、仕事

Hoera! Megumi 9 jaar!!

めぐみ、今日で9歳になりました。午前中は、パパのお父さんや私の家族から電話でお祝いしてもらい、午後は、またもお隣さんが一緒にお祝いしてくれました。コロナ規制のため、今回もそれぞれの庭に座ってのお祝い。

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パパにクマ?と言われてしまったが、めぐみのリクエストで、ウサギのケーキ。中にはビスキュイ、フランボワーズのムース、バナナが入っています。

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私たちからは、トランシーバーをプレゼント。家の中で使用すると、一喜の声が大きすぎて、家中に地声が響き渡る。全くトランシーバーの意味がない。むしろ、普段の声よりうるさい(笑)

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お隣さんの息子さんたちもプレゼントを持ってお祝いに来てくれました。

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お隣さんからは、手作り室内スリッパ。手編みです。

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念のため、ケーキに立てたロウソクは手で消しました。夜ごはんのハンバーグに再びローソクを立て、お誕生日の歌を唄って吹き消しました。

めぐみが夜に寝た後、予定日を過ぎてもなかな生まれてこなかっためぐみをふと思い出しました。あれからもう9年かぁ。感慨深い。素直に伸び伸びと、めぐみらしく育ってね。

ママ

貸し切りのお誕生日会

コロナで外出制限が出てから、当然の事、お誕生日会なんて以ての外でしたが、規制が緩くなってきました。

先週の水曜日、一喜はお友達のお誕生日会に呼ばれました。公園も解禁されたばかり。使用するには予約が必要でしたが、予約は彼らのみで貸し切り状態でした。こんな広い公園を!

おかげで、公園中を思う存分に走り回って水鉄砲の打ち合いをしてたそうです。お迎えに行くと、まだ打ち合いの真っ最中。「楽しかった?」と聞くまでもなく、、、この男の子たちで大騒ぎしたら、楽しいに決まってるだろう。全員の顔を見れば一目瞭然(笑)

この公園は人気の公園で、普段こんなに空いてるなんてありえません。思いがけずラッキーな日にお誕生日会にお呼ばれしちゃいました。

ママ

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学校再開

先週の月曜日から、学校が再開しました。通常の半分の人数のみ登校が可能なので、うちの子供たちの学校は、午前と午後の2グループに分けて登校が始まりました。

登校前日、めぐみは登校をとても楽しみにしていて、一喜は楽しくないから行きたくない、と言っていました。一喜は、学校の算数が簡単すぎてつまらないそうです。

そうは言いつつ、当日は二人ともとっても嬉しそうに登校してました。家に帰ってからも、二人ともとっても楽しかった!と目をキラキラさせて話していました。午前も午後も3時間ずつなので、少し物足りなさそうではありますが、二人の様子を見ていると、やっぱり学校に行けてとても嬉しようです。

ママ

ビーサン紛失

学校で遊んでいた一喜ですが、夕方、ケンケンで帰って来ました。「ビーサン、なくした。」と。今日おろしたばかりの新品のビーサン。学校の砂場でなくし、探したけれど見つからなかったそう。

食後にみんなで探しに行くことに。パパがすぐに食べ終わり、ショベルを持って先に探しに行ってくれました。その後めぐみも学校に向かい、私と一喜も行こうとしたら、めぐみが、「見つかった!」と言って戻って来ました。行ってみると、、、

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パパ、凄し!短時間で凄い量の砂を片っ端から掘って見つけてくれました。ワンシーズンもたずに壊れるのは覚悟してたけれど、一日でなくすとは。。でも無事に見つかって良かった。

おまけ
一喜がこっそり私に「めぐみがビーサンを隠したんだよ。」と。めぐみに確認したら、小声で「うん、そう。」と。だったら黙ってないで、どの辺りに隠したのか早くパパに教えてあげてよ!と、呆れた。

ママ

 

醜いアヒルの子?

子供たちと自転車で図書館に行く途中、思わず自転車から降りて見届けたくなるホワホワな子たちに遭遇。

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道路を横断しようとしていたこの子達、可愛いとしか言いようがない。

「ちょっと離れて見てあげて。」と言っても、一喜が、「赤ちゃん白鳥をよしよししたい。」と言ってどんどん至近距離に行き、ついに親鳥が一喜を威嚇。慌てて一喜を引いて後ろに連れ戻すと、めぐみは威嚇に怯えて、早く立ち去ろうと自転車に乗り、今にも逃げようとする始末。一喜は威嚇に全く動じなく、それでも近づこうとするので、私は噛まれないかとヒヤヒヤ。

ともあれ、ちょっと癒されたひと時でした。

ママ

 

オランダのコロナ事情を考察してみる

オランダの新型コロナ・ウイルスの事情ってどうなっているの?とよく聞かれるのですが、僕はオランダのニュースの情報程度しか知らないので、実際はどの程度なのかを自分で一次ソースを調べてみました。

日本や他の国のことを調べると大変なので、今回はオランダについてのみ調べてみました。(日本のことを書いて炎上しても嫌ですしね。笑)

 

現状

まず、5月9日時点のオランダの状況は以下の通り。
テストでの陽性数 42,382人(本日の新規陽性患者数+289人)

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2月27日に最初の陽性患者が出て、3月16日から学校が閉鎖、3月末からインテリジェンス・ロックダウン(軽めのソーシャル・ディスタンス政策)が発動し、新規の陽性患者数は、現在はピークの1/5程度に減ってきました。

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2ヶ月前の3月8日に初めての死者が出てから、死者の合計は今日までで5,422人(本日の新規死亡者数+63人)。

 

ちなみに、オランダの人口は1728万人で、これは日本全体の1/7程度なので、かなり状況は良くないことがわかると思います。


2ヶ月で5,422人が死んでいるということ

ここまでは、前からわかっていたことなのですが、
この5,422人の死者という数字が、どのくらいの事なのだろうかを知りたいと思い調べてみました。

以下は、オランダのVolksgezondheidzorg(国民公衆衛生機構)が出している2018年の年間の死因ランキングと死者数です。

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ソーシャルディスタンス政策をとったにもかかわらず、2ヶ月で5422人という数字がいかに多い数字ということがわかります。

この表と比較をするために、あえて単純計算で12ヶ月分に換算して考えると、年間で32,000人が新型コロナウイルスを直接の死因としてなくなってしまうことになります。オランダの全ての死因の中で最大になるどころか、今までの三大死因の合計程度の数字になってしまいます。これはオランダの死因の20%をも締めることになってしまいます。

コロナウイルスのことをインフルエンザや交通事故と変わらないとも聞きますが、インフルエンザの約30倍、交通事故の約50倍の死者数ということですし、重症患者による病院の圧迫、またそのことによる他の病気への患者への影響を考えると、確かに大変なことなのだなとこの数字をみてやっと理解しました。(年間の数字はあくまで比較推計するための数字なので、目安として考えて欲しいですが)

 

そして、これがあくまでもロックダウン政策をとった上での政策で、そのような政策をとっていなければと想像すると恐ろしいものです。

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実際に週別のオランダの死者数(こちらは全ての死因を合計したもの)は、3月と4月はありえないほど突き抜けています。

このようにみると、経済がどうこういってられないレベルで、現代社会では非常事態が起きていたのだなと、恥ずかしながら今頃ちゃんと理解しました。

 


でも自殺が増えてしまわないか?

ちなみに、ソーシャルディスタンス政策をとることにより、経済が停滞したり、失業率が増加することで、コロナによる死者以上の自殺者が増えるという意見もあるので、そちらについても検証してみたいなと思いました。
オランダの場合年間の自殺者は1829人です。

オランダでは失業率が1ポイント増えると、自殺者が約130人増えるという論文が見つかりました。その計算だと、失業率が100%という起こりえない状況になっても、13,000人の死者という推測になるので、命の天秤をかけるのではれば、今の政策の方が救える命は多そうです。

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ちなみに、今回のために失業率のデータを調べてびっくりしたのですが、オランダの失業率はユーロ危機を乗り越えた後右肩下がりで、2020年の2月に過去20年間で最低の2.9%を記録していました。最新の数字はまだ出ていないのですが、4月末の時点でも4%程度なようです。

 

ここまでで、考えると命だけを考えると、新型コロナ対策に対しては、現状のオランダではソーシャルディスタンス政策をきっちりとるのが一番真っ当な政策なのではないかと僕個人は考えています。

また、ソーシャルディスタンス政策によって、例年よりインフルエンザや交通事故での死者もこの3月と4月は例年よりかなり少なかったようです。

 

経済と命を天秤にかける

人の命ほど尊いものはないし、人の命だけを考えるなら新型コロナウイルスに対しては、すでに非常事態になっているし、まだよくわかっていないことも多く対応策もないので、現状はソーシャルディスタンス政策をきっちりしくべき。

これが、今の所の僕の結論ですが、そういうことをいうと「そんな正論はわかっているが、経済のことも考えろ」と突っ込まれることも多いです。

 

経済に関しては、僕は経済学部出身なもののこんな複雑な問題について自分で試算をできるわけはないので、論文をいくつか読んで調べてみました。

 

以下の2つの論文がよかったのでシェアします。

どちらの論文も内容については長くなるので割愛しますが、短期的には経済活動が止まりダメージを受けても、しっかりソーシャルディスタンス政策をとった方が、長期的には経済的には得をするということが、著名な経済学者の間ではほぼ合意が取れているようです。(以下の記事がわかりやすくまとめているので、興味があれば読んでみてください。)
冷静に考えればロックダウン政策を取らなければ、アメリカだけで数百万人が死んでしまう可能性があるのですから、それにアメリカの一人当たりのGDPであるUSD65,000を掛け算したら、毎年何兆ドル(何百億円)の経済活動が長期で失われるわけですからね。現在のアメリカのコロナの経済への打撃が1兆ドルと試算されているので、経済活動の天秤でも安いものだということがわかります。
 
 
今回、簡単ではあるものの、自分の頭を使って調べてみることによって、ニュースなどの2次ソース、3次ソースよりもよっぽど色々なことが客観的に捕らえられすっきりしました。テレビのニュースを何時間見てる暇があるなら、30分でも集中して一次データを調べて、頭を使って考える方がよっぽど多くのことがわかると僕は考えています。
こういう時ほどCool headとWarm heartでいたいものですね。
 
パパ

寝ている時も忙しい

少し前に、パパと一喜の寝相がちょっと良くなったね、と話していたのですが、一時的だったみたい。この数日はまたこんな感じです。

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きっと飛んだり走ったりの夢でも見てるのでしょう。大人になってもこのままなのかなぁ。

ママ