Simpel en Lekker

オランダでの日々の生活、子育て、仕事

Vakantie(Vacation)前の一週間(7月9日)

この日はVakantie前の最後の登校日、兼卒業式!
オランダでは、学校によっては卒業生は在校生より数日早くVakantieになりますが、めぐみの通う学校は、卒業生も在校生も同じ日まで登校です。
13時半から卒業式があり、父兄も参加していいとのことで、私たちも参加しました。

卒業式はホールに全生徒が集まり、校長先生の話からスタート。
まずは、来年度から上のクラスに上がるGroup2の子供たちが前に出ました。
一人ずつ跳び箱の上で自分の名前を言い、滑り台を下りてきました。

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次は、また来年度から一つ上のクラスに上がるGroup5の子供たちが前に出て、来年度からのクラスに分かれてちょっとした出し物をしました。


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次は卒業生が前に出るのかと思いきや、校長先生が出てきて、先日の新しい校舎のための寄付金集めで、上位の2人の生徒が紹介され、花束を贈呈。

その後、日本で言うと生徒会の役員を務めた子供たちが前に呼ばれ、校長先生からメダルの授与。
任期は一年で、各クラスから推薦か立候補で一人選ばれるそうです。

そしてやっと卒業生が前に呼ばれました。
卒業生たちは、昨日のミュージカルのエンディングの歌の合唱を披露しました。
歌の途中に泣きだす卒業生がいて、見てた私たちも貰い泣き。

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卒業生の歌が終わると、次は卒業生の父兄が前に出てきて歌いました!

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次は、先生たち!

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卒業生も父兄も先生たちもアカペラです。

最後に、校長先生から、来年度は仮の校舎に移る話と、明日からはVakantieの話で、卒業式は終了!

日本では必ずと言っていいほどある、送辞や答辞はありません。
とってもあっさりした卒業式。私が日本で経験した卒業式は、声を揃えたり、足音を揃えたりと、一体何時間、予行練習したのかしら。
練習中、子供ながらに無意味だなぁと思った記憶が蘇ってきました。
個人的な意見ですが、あれは一体何の役にたったか、今思っても無意味に感じます。

それと、びっくりしたのは、参加者の服装です。
卒業生も父兄も学校の先生も、みんな普段着!!
オランダ人にとっては、これが普通なのでしょうが、私には斬新!
学校の行事で、正装することはなさそうです。

そしてめぐみは、と言うと、、、
先生の膝の上に座ったまま。それはまだしも、卒業式に全く興味がないようで、前で誰かが歌ってようと見向きもせず、とにかくつまらないオーラが全身から出ている感じ。
しかも、全員が静がにしているのに、何故か途中でウワーーーッと大きな声を出したり。

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(ピンクの服を着てる子供がめぐみです)

親として呆れてしまいますが、これがめぐみの個性なのだなぁと気付かされました。
最近のめぐみの度の過ぎたいたずらや、一喜を叩くこと、嘘をつくことなど、どんなに強く怒っても全く無意味で効果なし。
下手に怒って効果がないだけでなく、将来、役に立つ個性を奪ってしまう可能性もあるのでは、とも思い始めました。
人を叩くことや危ないこと、やってはいけない事は今後も注意しますが、これを機に、今までのように怒るのは止めてみることにしました。
きっとどこかで、自分のやった行動の代償が見える時がくるのでは、と思います。

そう言えば、校長先生が明日からVakantie!と言って解散したとき、後ろの方に座っていた男の子がガッツポーズで「Vakantie!」と大声で言ったのが印象的。
全く宿題がなく、沢山遊んでいる毎日なのに、Vakantieがそんなに嬉しいのかしら!?

ママ