日本とオランダの家庭の違い
今日は、日本からビジネス・パートナーが出張できていて打ち合わせに行ってきました。
彼との話のなかで、
私が「うちの娘の友達たちはみな小学校高学年とかでも夜7時過ぎには寝ているようですよ」と言うと、とてもびっくりされていました。
そして、もちろんそのためには、「18時過ぎから家族で御飯を食べているのですよ」と言うと、もっとびっくりされていました。
パートナー「えっ、残業もないのは聞いてたけど、ほんとにないんだね。でも飲みに行ったりしないの?」
私「こちらでは、仕事が終わった後同僚や取引先と、アフター5に食事や飲みに行くことはほぼ無いですよ」
パートナー「何で?」
というような会話でした。
もちろん日本人の僕はよく気持ちがわかります。自分自身もサラリーマンをしていたときはよく、付き合いの飲みがあったので、それは半分仕事の一部だという文化なのは理解しています。(ただ起業してからは、そんな付き合いの飲みは年に数回でしたが、ビジネスにまったく支障はなかったので、みんな不必要なことしてるなと思ってましたが。)
逆に、このことをオランダ人に何度か話したことがあるのですが、オランダ人はみな同じような反応でびっくりします。そしていつもこのような会話になります。
オランダ人「えっ、仕事のあと飲みに行ってたら、子供は家で一人でご飯食べているってこと?」
私「いや、多くの場合はこどもはお母さんと食事をしているよ」
オランダ人「じゃあ、日本では女性はほとんど働かないってこと?」
私「専業主婦の割合は日本のほうがだいぶ高いと思う。」
オランダ人「でも、お父さんはいつ子どもと会うの?子供がそんなに遅くまで起きていて大丈夫なの?」
私「・・・」
本当に仰るとおりだと思います。
これは考えさせられるなーと改めて思います。
私自身は、子供の頃から実家が自営業で、父や母は熱心に仕事をしていましたが、学校が終わると両親の職場で過ごし、長い時間父や母と一緒にいました。できるだけ私も子どもと一緒に多くの時間を過ごしたいと思い、自宅を中心に働いています。
そして、いつも16時30分には子どもと一緒にお風呂に入り、17時30分くらいから晩ごはんを一緒に食べ、18時50分に歯磨きをし、19時に子供を寝かしつける生活を続けています。(一年のうちの90%くらいはこの生活です。)
これは、自分の中のポリシーで、日本にいた時からできるだけそうしていましたが、やはりオランダのほうがそれを圧倒的にしやすいです。
(それでも飲みに誘ってくる人がいたり、相手が遅くまで働くので、それに巻き込まれてしまうことがあるため。)
私の考えを押し付けるわけじゃないですが、日本の多くのお父さんに、もう一度家庭や子どもとの関わる物理的な時間のことを見つめなおして、ワークスタイル、ライフタイルを日本の常識にとらわれずにリデザインしてほしいなと切に願います。
パパ