オランダに来て3年(ママ)

今日でオランダに来て3年が経ちました。

薬剤師をしていた私には、5年前にはオランダ移住なんて考えもしませんでした。めぐみが生まれ、学校探しを始めて知ったイエナプラン。それがきっかけで、誰にも止めれないパパの行動力に導かれたオランダ移住。正直、着いて行くのが必至な事もありましたが、子供たちの適応力、そして期待以上のパパのパフォーマンスもあって、思っていた以上に楽しく過ごしております。

酷い風邪をひいたり、一喜が何度かケガをしたり、去年、子供たちが2か月以上酷いとびひにかかり簡単には直らず、居てもたってもいられない思いもしました。私の記憶に残る大変な事と言えば、これくらい、かしら。

他には。。。

こちらに来た時、一喜はハイハイ真っ最中の生後10か月。パパが内覧して選んでくれた家の中に初めて入った時、砂ぼこりだらけの古い絨毯の敷かれた床を見て戸惑ったり。こちらに来て3か月は、夜な夜なパパと埃まみれになりながら、階段のカーペットを剥がしリフォームしたり、壁のDIYでペンキやら何やら塗ってたり、今思うと大変だったかも？(笑)と思う事もありました。

そんな些細な事は他にもありますが、ママから見たこの3年間は、大きくはパパのブログの内容と同じです。

ママから見た3年は以下の通りです。

まずは、オランダに来て良かったこと。

1、子供たちがオランダの学校や社会に早く馴染めた

これが私たちがオランダに来た一番の理由です。
子供がこちらの学校や環境に馴染めるか判らなく来ましたが、思っていた以上に子供たちは逞しく、こちらの環境に適応してくれました。何よりめぐみがしっかりと学校に馴染み、楽しく毎日登校していることを嬉しく思います。

学校の教育内容も期待以上に素晴らしいです。全ての子供がイエナプラン教育が合うかは解りませんが、私たちは本当に満足しています。

イエナプラン自体も素晴らしいですが、学校の先生のたちが、また本当に頼もしく素晴らしいです。どの先生たちも生き生きと誇りをもって仕事をしているのが伝わってくるし、絶えず新しい事を取り入れ、さらに良くなる事を試みているのが解ります。

2、パパの仕事が順調なスタート

パパが文句ひとつ言わず一年目から会社をうまく回し、私たちを不安にさせることなく3年間過ごせた事は、子供がこちらの環境に馴染めた事と同じくらいありがたい事で、この上なくパパに感謝しています。

私たちの移住のきっかけは子供の教育でしたが、移住自体も教育の一つと考えています。私たちは子供たちに、世界中どこででも自由に幸せに生きていく力を身に着けて欲しい、と考えていますが、親がまず見本を見せなければ、と思っています。

あえて私たちは日本人のコミュニティには属していません。（もちろん、オランダで個人的に仲良くしている日本人もいます。）属してしまえば、きっと楽な事も多いけれど、それでは日本人コミュニティの中でしか生きていく力が身に着かない。少し厳しいかもしれませんが、これも私たちの方針です。

3、ご近所づきあいが楽しい！

これはパパと何一つ変わらず同感です。詳しくはパパのブログで。
お隣さんを始め、この近所づきあいがなかったら、オランダ生活もここまで楽しくないし、きっと寂しかったと思います。

4、日本が恋しくない

日本語が家で話せる事もあると思いますが、YouTubeで日本語のものも簡単に視聴でき、何一つ不満がありません。日本にいる家族や友達とは簡単にlineで話が出来るので、それも不自由を感じません。

食べものに関しては、オランダはご飯が美味しくないと聞いていたのですが、日本ではなかなか食べれなかった美味しい食材がいっぱいです。年中びっくりするくらい安くて美味しいマッシュルーム、春のホワイトアスパラガスやチェリー、夏のイタリア産のブドウ、秋から冬の洋ナシや芽キャベツなど、日本にいた時はあまり身近じゃなかった食材も安く手に入ります。

日本食は週に一回程度ですが、これらの美味しい食材を使って、家のご飯を毎日とても美味しく頂いてます。

晩ごはんは、ご飯を炊いて食べますが、スペイン産のお米が日本のお米と大差ないほど美味しく、日本食が恋しくならない理由の一つかもしれません。

5、オランダ語

英語より難しいオランダ語。元々語学は苦手で、勉強し始めはチンプンカンプン。どんなに練習しても出来ない発音もありましたが、今はそれも克服して楽しいです。そして何歳になっても語学を習得できるものかも、とも思い始めてます。話はそれますが、90歳を過ぎて英語を独学で勉強していた祖母を誇りに思います。

これからの課題。

1、何はともあれオランダ語

毎日勉強しているし、上達も感じられるけれど、まだまだ満足が出来るところまでは到達してません。今後オランダで仕事をすることも見据え、これからも勉強していきたいと思っています。

2、仕事

日本では薬剤師をしていましたが、オランダに来てからは子育てと家事の毎日です。
純粋に仕事をしたい、という思いと、先ほども書いた事とかぶりますが、世界中、どこでも幸せに生きていく力を身に着けていく子供たちの見本、として、私もオランダでも何か仕事をしたいと思っています。

一喜ももうすぐ4歳になり、私も最近やっと自分の事も考えれる余裕が出来てきました。来年の1月からは一喜も毎日学校に通い、私にとっては新たな毎日が始まります。自分の時間が増えるので、さらにオランダ語を勉強し、オランダでの仕事について考えていこうと思います。

それと、日本にいた時は、「定年したら、〇〇したい。」と言う事をよく耳にしましたが、オランダの人は、定年前から我慢せず、人生を楽しんでいるように見えます。 オランダ人を見習って、私も子育てをしてても、仕事をしてても、人生を楽しんで行きたいと思います。

さて、次の3年はどんな3年？
自分と家族の健康に気を付け、楽しい新たな3年にしたいと思います！

ママ