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‘U’ of ‘Jij’?
オランダ語の ‘U’ と ‘Jij’ は、ともに英語の ’You’ を表す言葉です。
先日、私の通う語学学校で、 ‘U’ と ‘Jij’ についての話を聞きました。 簡単に言うと、‘U’ は敬語にあたり、年上の人、病院やお店、道で見知らぬ人に話しかける時などに使います。‘Jij’ は友達や知人、家族などフレンドリーな関係の人と話す時に使います。
語学学校の先生の話だと、小学校の先生に対しても ‘U’ を使うようにアドバイスされました。
ところが、これが私にとっては違和感。めぐみと一喜の通う学校では、他の親たちは先生に対して ‘Jij’ を使っているのを耳にするからです。
念の為、仲のいい親や一喜の担任の先生に確認したところ、うちの学校は‘Jij’ でOK!と。
語学学校の先生には、校長先生に対しても当然 ‘U’ を使うように言われましたが、うちの学校は、校長先生も ‘Jij’ と呼んでいいとのことでした。
ちなみに、うちの子供達に確認したところ、子どもたちも先生を ‘Jij’と 呼ぶそうです。
他の学校に通っている子の親にも聞いてみると、親は先生に対して ‘U’ を使うのが当たり前で、驚くことに子どもたちもGroep3になったら、‘U’ を使わないといけないそうです。
どちらが正しいと言うことは個人的にはありませんが、個々の学校が、子供と教育に最適な呼び方を選べば良いと思っています。教育方針の違いにより、オランダでは学校によって、先生の呼び方一つ取っても、かなり違いがある事がわかります。
めぐみに ‘U’ と ‘Jij’ の違いを聞いてみると、しっかり使い分けを理解していました。「どこでその違いを知ったの?」と聞いたら、「わかんない。」との返事。きっと学校で聞いたのでしょうが、しっかりと頭に入っているようです。
ちなみに、昔オランダの学校では、先生に ’Juf!(先生)’ と呼びかけていたそうですが、めぐみたちは、先生のファーストネームで呼びかけています。もちろん校長先生にも!
時代とともに言葉も変わってきているのを感じます。
ママ