Simpel en Lekker

オランダでの日々の生活、子育て、仕事

本当に?

オランダの時計の読み方は、日本の読み方から比べると少しややこしいです。私の子供たちも、学校でよく時計の読み方を練習しています。

めぐみの学年は最終段階のようで、細かく時間を言えるようになり、先日は自分で時計を書いて、どう読むかを自分で書き加えてました。

何でもめぐみの真似をしたい一喜。めぐみの書いた紙を見て、自分も時計を書いて、めぐみの書いた文字を必死で書き写していました。

出来上がった紙を見ると、何故か筆記体混じりで、強引に文字と文字を繋げていたり。ん、なんで筆記体を一喜が書いてるの?ただめぐみの真似?と気になり、一喜に聞いてみると、「もう学校でやってるから!」と。それは来年以降でしょ、と思いつつ(めぐみの時は、数字しか練習してなかく、筆記体は上の学年に上がって暫くしてからだったので)、夜も遅かったので、それ以上は聞かずに終わりました。

翌日、書いた紙を学校に持って行き、自慢げに、そしてちょっと恥ずかしそうに一喜は先生に見せていました。先生は、「よく解っているね!どうして知ったの?」と聞くと、「普通に。」と一喜。一喜のよくある返答(笑)

ちょうどめぐみが現れ、めぐみの書いたものを真似して書いたことを説明。先生は、「上手に筆記体も書けているし、明日みんなに見せてもいい?」と一喜をほめていました。正直、大文字も小文字も筆記体も活字体も混じって、読むには難解だったのですが。

私が先生に、一喜が筆記体を書くことを不思議に思っている事を話すと、「そうよ!一喜は、アルファベットの筆記体を練習しているから。」と。最初はジグザグなどの線を書く練習、数字、活字体アルファベット、と練習を進めていくそうですが、それらが既に終わってしまった一喜は、筆記体を練習しているとの事でした。

一喜と同じ学年の子供でも、今ジグザグを書く練習をしている子もいます。クラスに違う学年の子供たちがいるし、更には5、6歳の時点でも、同じ学年の子供たちですら、進行状況がバラバラ。それぞれの子供に合わせて進行しています。

周りと比べる事なく、それぞれの子供のペースに合わせて進めていくイエナプランの学習の進め方、子供たちは楽しく学習しています。実際に我が子たちがその中で学習している状況を見て、改めて素晴らしい教育システムと思います。もちろん、個人的には全ての子供が問題なく学習できるシステムとは思いませんが、日本でもこのようなシステムを導入する学校が増えて欲しいなぁと願っています。

ママ