Simpel en Lekker

オランダでの日々の生活、子育て、仕事

別格

9月からサッカーを始めた一喜。上手いと褒められた事がありましたが、きっと最初にしては少しばかり上手かったの、かも。

と言うのも、、、試合の時に、とてつもなく上手い子がいたり、先週からは上手い子から順にチーム形成され、全部で14チームに振り分けられました。今日の試合で、上位2チームの試合も見たのですが、圧巻。全員が全体を見て的確に狙ったところにパスを出し、確実にパスを止めて、ドリブルだの更にパスを回し、そのドリブルも上手いし、シュートもしっかりゴールの枠に入っているし、全員が6歳とは思えない試合でした。まるでプロのサッカー試合の子供版を見ている感じ。

小さい頃からサッカーをしている、親が熱心に教えている、元々サッカーIQが高い、どれが理由かはわかりませんが、別格、の上位2チームの子供たち。元々この子達は特別扱いで、今まで一喜と一緒に試合をした事がなく、私が見かける事がなかったようです。

見ていると上位3番目まではどのチームかわかります。一喜は何番目のチームか不明ですが、上位3チームには入ってません。

数年後、セレクションチームのメンバーに選ばれると、夏休みだろうが週5で練習や試合があるそうで、その送迎をしないといけないそうです。パパも私も、そこまでサッカーをやって欲しいと言う熱意は全くなく、この先、一喜がセレクションに到底選ばれそうもなく、内心ほっとしてたり。最初からこんなやる気のない親でいいのか、と思われるかもしれませんが、一喜のサッカーへの情熱や様子を見ていると、セレクションはないと判断できます。本人、「一月くらいに止めたい。」とも言ってます。

それはそうと、一喜はチーム分けをされて、異常に上手い子と対戦することがなくなり、自分の活躍の場を得ることができ、サッカーを楽しんでいました。

オランダで子供がスポーツをしていて、日本にはないけれど、一つだけ素晴らしいと思うことがあります。日本は一軍の子(人)しか試合に出れないけれど、オランダは二軍でも三軍でも、四軍でも、、、試合に出れる事です。

日本では、みんなと同じだけ、それ以上練習したって、一軍のメンバーしか試合に出れず、日の目を浴びることができません。高校生のとき、運動音痴なのに迂闊にソフトボール部に入ってしまい、真面目に練習をしてたけれど、殆ど試合に出る事ができませんでした。どこか寂しい思いをしたのを覚えています。

試合に出れなくてもサポートする美学、みたいに日本では言われますが、実際、本当のスポーツの醍醐味や楽しさを経験するには、誰もが試合に出れるようにする必要があると思います。その面においては、オランダでスポーツをしている子たちは恵まれています。どのレベルにいても、レベルに合った試合に出れる仕組みになっています。

話は戻りますが、一喜のチームはインテルミラン。他のチームは、バルセローナ、レアルマドリード、ボルシアドルトムント、フィオレンティーナ、パリサンジェルマン、チェルシー、ユベントス、セルティック、ガラタサライ、オリンピックリヨン、などなど14チーム。チーム名、どういった選考基準なんだか。

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↑チームカラーに近い色でユニフォームが作られてます。一喜は、インテルミランのチームカラーの黒と青が入ったユニフォーム。毎週土曜日は試合なので、必ずユニフォームを着てくるのが決まりです。

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↑ユニフォーム姿を隠し撮りしてたら見つかってしまい、本人怒ってます。あと、今日はチームごとにスポンサーのBMW車の前での写真撮影もありました。

話はタイトルからどんどんずれてしまいましたが、こんな感じで一喜はサッカーを続けています。

ママ