Simpel en Lekker

オランダでの日々の生活、子育て、仕事

保護者会

9月1日のことですが、保護者会に参加してきました。

正確には”stamgroepavond”といってstamgroep(低学年、中学年、高学年)ごとの集まりでした。

19時30分からなのですが、19時20分に場所に到着すると

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僕が一番乗りでした。
自分が日本人でここがオランダであることを再実感しました。

しかし、19時30分になると30人はこの狭い教室に入っていて、よくもこんなにぴったりにみんな集まれるなとびっくりしました。

隣には同じクラスの男の子のご両親が座っていました。(どうやって二人できてるんだろう?)

この家のお母さんは、この学校の卒業生で、その隣に座っている別のお父さんもこの学校の卒業生だそうです。


会は最初に低学年(学年0、1、2年生)の3クラスの保護者と先生が集まり、ゲームで打ち解けたあとに、先生がこの1ヶ月の教育の方針とそれぞれのジャンルでの(ワールドオリエンテーション、言語、EQ、自立学習、などなど)具体的なプランを説明してくれました。そして、それに対して親が質問し答えるというものがありました。

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前に写っている二人が担任の先生の二人。

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そして、その裏付けの脳科学の理論も説明してくれました。

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この新しい脳科学にそって、新しい取り組みもするようです。保護者からその取り組みはイエナプランのフレームワークなのか、脳科学の取り組みなのかという質問もあったりしたのですが、詳しいことがオランダ語でよく理解できずでした。

このような内容で、学年での集まりは1時間ほどで終了。
その後、各クラスごとにわかれ、クラス内で親同士が自己紹介をしました。

普段のクラスのように、サークルでみんなで輪になってです。

なんと自己紹介が2番目で、ただでさえオランダ語が下手くそなのに緊張。なんとか適当なオランダ語で話しやりすごしたのですが、みんな温かい笑顔で聞いてくれて、オランダ語も褒めてもらえました。

うーん、本当にみんなやさしい。

そして、親の役回りの決定、そしてそれぞれの先生や保護者が思っている議題に対してダイアログを行いました。(学校のランチタイムにお弁当以外でエキストラで学校で何かを用意するべきか?や、今は校舎の建て替え中で仮の校舎なのだが、遊具などはどうするべきか?などなど)

遊具の話し合いをしている時に、砂とかトラックでもってきてしまって簡単に砂場なんて作れるんだから作ってしまえばいいじゃんという話をしていたお父さんがいたのですが、なんと3日後に学校に砂場ができていてびっくりしました。

何を言っているかわからないことも多かったです。涙 イエナプラン教育の知識がなかったらもっとわからないことも多かったはず。そして何よりの問題がダイアログの中でスピードについていけず、発言がまったくできず。やっぱり1対1のコミュニケーンって簡単でなんとかなるけど、ダイアログやディスカッションは語学力とスピードが求められる。。
昔留学した時のほろ苦い思い出がよみがえります。

総じて感じたのは、
・親の学校への関心の意欲と、協力の意欲がとても高い
(学校をみんなでつくり、みんなで育てていくという意識)
・お父さんの参加比率がとても高い
・対話の能力がみなとても高い
(聴く力、全員が発言する、多数決ではなく話し合いで誰が決めるでなく決まっていく。話し合いをリードする人がいるわけではないのに。)

子供達が卒業するまでに、学校の日本でいうとPTAの役員の役回りにチャレンジしてやろうと心に決めた夜でした。

パパ