Simpel en Lekker

オランダでの日々の生活、子育て、仕事

事件!そして犯人は。。

娘のめぐみと一緒にお風呂に入った後、部屋に戻ってきてスマホを見ると、

”SIMカードが認識されないためネットワーク通信ができません”
と表示されていました。

 

??

あれ?なんでだろう?

 

その後色々設定をいじってみたのですが、どうもネットワーク通信が戻りません。

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やっぱりSIMカードが認識されていないようです。


夕方まで外でも普通にスマホを使っていたのにどうしてだろう?

もしかしたら通信会社でネットワーク障害でも起きているのかなと思い、調べてみたのですが、そのようなこともないようで、しばらくたっても戻りません。

一度、再起動をしてみても戻らない。

 

おかしいなーと思い、スマホのケースを外し、

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SIMカードが入っている所にピンを挿し、f:id:patatje:20190913025621j:image

SIMカードが入っている所にピンを挿し中を見て見ると、なぜかSIMカードが入っていない!!

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どういうこっちゃああああああああー!

 

そんなことありえないだろうと思い、中をよく見てみてもSIMカードは入っていない、机に落ちたかなと思い周りを見渡してみてもSIMカードは落ちてない。

一瞬パニックになりました。

 

SIMカードが自然にスマホから落ちるなんて絶対にあり得ないです。
もしかして、SIMカード泥棒!?

通信会社のウェブサイトのマイページから確認してみたのですが、誰かに使われた形跡もありませんでした。
そりゃそうだよね。お風呂に入る時以外ずっとポケットに入っていたわけだし。

 

こうなると犯人の可能性があるのは、あいつ一人しかいないです。

 

 

息子の一喜を呼び出し、
パパ「パパがお風呂に入っているときに、パパの携帯電話を触った?」と聞くと
一喜「触ってない」と言います。

パパ「絶対怒らないから、本当のことを言ってね。パパの携帯電話を触った?」
一喜「触ってない」


パパ「本当にこれで最後だからね。触った?」
一喜「絶対に触ってない」


1%くらい本当に一喜が原因じゃない可能性もあるので、問い詰めるのは100回くらいにしておきましたが、絶対に触ってないと言い張ります。

 

部屋中、家中を探し回りましたが、どこにもSIMカードは見つかりませんでした。

一喜に如何にパパが困っている状況で、見つからないと本当に困るかを10回くらい話した後に、
パパ「本当に本当にこれで最後だよ、パパのスマホを勝手に触った?」
一喜「触った」

やっと認めました。

 

いつものことながら、本当にこいつは。

 

パパ「パパのスマホを勝手に触って、机の引き出しからピンを勝手に取り出して、スマホのカバーをとって、ここを開けて、中の小さいカードを出した?」と問いただすと
10回目くらいで小さい声で「やった」と言いました。

 

パパ「どこにカードはあるの?」

一喜「わからない」

 

本当にこいつは。。

 

そして何度か問いただすと、「置いた場所は分けるけど、取れない」と言い出します。

「パパがとるから、そこに連れて行って」というと、一喜の部屋の棚と壁の1cm以下の隙間を指さします。

棚をずらしてみると、確かに床にSIMカードが転がっています。

 

本当にこいつは何を考えているんだ。。

怒らないと言いましたが、パパの部屋に勝手に入ってはいけないというルールと嘘をついたので1週間おやつ無しの罰を授けました。

 

まあ、こんなことじゃ1mmも反省しないし、全く懲りないのは今までの経験でわかってるんですけどね。もう、すでに怒られたことは完全に忘れて楽しそうに遊んでいます。

はー、ほんと誰に似たんだか。

 

パパ

テニスもいよいよ終盤

今年は春からはテニス三昧でした。

今までは、ママや友達とテニスを楽しむだけでしたが、今年は試合にも出てみることにしました。

気が付いたら、今年の4月から8月の間だけで、合計シングルスで12試合、ダブルスで5試合も出ていました。

ママとミックスダブルス

これが試合に出始めたきっかけでした。冬の間も仲間とテニスをしていたママは、春の大会に誘われ出場することになりました。その時は、テニス歴も自分より浅いのによく参加するなと感心していたのですが、自分はまだいいやと思っていました。
しかし、チームメイトの一人が怪我をし、代理で出る選手を探していたので、3試合だけ代理でミックスダブルスで出場することにしました。
結果は2勝1敗でした。

今までは楽しむことことだけで完全にお遊びでやっていたテニスから、1歩進み出したきっかけだったかもしれないです。

インハウストーナメントにシングルスで出場

こちらは、同じテニスクラブ(オランダのテニスクラブは組合で運営されており、うちのコートは300人ほどの組合メンバーで屋外9面、屋内3面のコートを保有している)での定期的なリーグ戦です。春から秋までかけて月に2試合ずつ、合計14試合リーグ戦に出場し、勝ったら上のリーグに昇格し、負けたら下のリーグに降格するというものです。

期日ギリギリに申し込み、24個あるうちの一番下のリーグからスタートでした。

こちらは一番下からということもあり、順調に勝ち続け、今日時点で12勝0敗で来ています。後2試合残っているのですが(次が下から7番目のリーグ)、せっかくだったら全勝で終わりたいなと駆り立てられています。笑

このまま全勝を続ければ4年後には一番上のリーグに行けるので、10年以内に優勝を目指します!

 

クラブチャンピョンズカップにダブルスで出場

こちらは先週から今週にかけて、同じクラブ内でのチャンピョンズカップに出場してきました。と言ってもレベル別に別れており下のレベル。そして目的も楽しむためのものです。シングルスのリーグ戦で知り合った人に誘われて出場しました。

結果は2試合したのですが、どちらの試合も惨敗でした。

ダブルスって難しいなと思いましたし、自分の性に合ってないので、来年はシングルスで出場しようかなと思っています。

 

コンペティションにダブルスで出場

こちらは、複数人でチームを作り出場する、春の大会にママが出場したものと同じやつです。来週から始まり6週連続で、近隣のテニスクラブとリーグ戦で戦っていくものです。こちらもシングルスの試合で戦った相手に誘われてダブルスで出場します。

 

しかし、半年前には1試合も予定していなかったので、こんなにテニスの試合に出るとは思ってもいませんでした。

そしてテニスがこんな大きな趣味になるとは数年前には思ってもいませんでしたし、テニスを通じてこんなにたくさんの知人・友人ができ、テニスがこんなに自分のソーシャルの輪を広げるとは思っていませんでした。

何歳になっても新しいことを初めて、新しいコミュニティーに加わるというのは大事ですね。

 

パパ

 

働くことについて法律的に考えた

バケーションから戻ってから、どうも最近働く意欲が湧かずに困っているパパです。

あまりにもやる気がないので、仕事以外のどうでも良いことばかり考えてしまいます。

海外に住んでみると日本が客観的に見えるというけど、確かにそうかもなと思うことがあります。
例えば、オランダに住んでいると、なんで僕はこんなに一生懸命働いているのだろうなと思うことがあります。だって、周りはそんなに一生懸命に働いていないのだもの。失業中のお父さんでも、それを恥じるような態度はなく、堂々と今失業してるんだとのんびりしています。
きっと、当たり前のように自分の中にあった「働くことは尊いこと」というような価値観や、無意識のうちに植えつけられていた「働かざる者食うべからず」というような価値観もあるのかもしれません。

そもそも国民の3大義務の勤労の義務って何なんだろうと調べてみました。

Wikipediaによると、

国民の三大義務(こくみんのさんだいぎむ)とは、日本国憲法に定められた「教育の義務(26条2項)」「勤労の義務(27条1項)」「納税の義務(30条)」の日本国民の三つの義務を指す。

そして

第二十七条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。児童は、これを酷使してはならない。

 とあります。日本においては、学校で習ったように労働というのは権利ではなく義務だそうです。

共産主義じゃないんだから、なんで勤労の義務があるんだよと思ってもっと調べてみると、世界中で法律で勤労の義務があるのは共産主義国家以外では日本だけでした。

それどころかなんと、現在勤労の義務が法律であるのは、北朝鮮だけでした。

過去にもソビエト連邦と、ヴァイマル共和時代のドイツのヴァイマル憲法ドイツ国憲法でのみ存在した法律だそうです。

共産主義じゃないんだから、なんで勤労の義務があるんだよと思ってもっと調べてみると、世界中で法律で勤労の義務があるのは共産主義国家以外では日本だけでした。

しかも、「児童は、これを酷使してはならない」ということは児童も一応義務はあるし、児童以外なら酷使しても良いというブラック企業を是正しかねない憲法なようです。

 

さらにびっくりしたのは、
GHQの憲法の27条の草案を読んでみると

Article XXIV.  In all spheres of life, laws shall be designed for the promotion and extension of social welfare, and of freedom, justice and democracy.Free, universal and compulsory education shall be established.The exploitation of children shall be prohibited.The public health shall be promoted.Social security shall be provided.Standards for working conditions, wages and hours shall be fixed.
Article XXV.  All men have the right to work.

労働の権利については記載しているものの、義務なんてないんですよね。

何でこんな憲法になったのか謎でしょうがないです。

 

日本国憲法には、海外居住者に日本国憲法の効力が及ぶのかどうかの明確な記載はないため、僕に適応するのかは、裁判所の判断次第ですが、僕には労働からの自由は今の所なさそうです。

 

こうやってみると、やっぱり日本国憲法は、今の時代にはフィットしていないものも多く、憲法は時代に合わせて変えていくべきなのではないかなと思ってしまいます。

 

憲法改正についても、海外の事例を調べてみると、面白いことがわかりました。

アメリカ合衆国の憲法は1787年に制定されて、何とこれまでに27回改正されていて、ドイツは1949年に憲法にあたる基本法が制定られて、これまてまに60回改正されていました。
よく考えてみれば、民主主義というのは、最初から適切な法を作るシステムではなく、修正できるメカニズムを組み込んだシステムなのに、日本が70年以上も修正していないということが異常なのかもしれませんね。

そう考えると、日本は憲法では資本主義国家でありながら資本主義ではなく、憲法の運用は民主主義でもない国なのかもしれません。

世界はより複雑に、そして変化が早く激しくなっていますが、世界が複雑であればあるほど、変化が大きければ大きいほど、出発点の条件設定より、その後の修正が重要なのではないかと思っています。

 

パパ

 

夏休み最後

昨日、めぐみのお友達から一緒に遊びたいと連絡が来ました。めぐみの大好きなクラスメイトの一人で、めぐみも喜んで、すぐに遊びに行きました。

お友達の家で一緒にランチを食べ、楽しく遊んでいたようです。

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↑実験中だそうです。

夕方、お友達のお母さんから電話がかかってきて、今度はお友達が我が家で18時まで遊びたいと。そして、めぐみとお友達が、我が家で晩ごはんを一緒に食べようとなり、お友達も一緒に早めに晩ごはんを食べました。

その後、めぐみたちは学校で遊びに行ってしまい、お友達のお母さんのお迎えも遅れ、お母さんが来たのは19時半。

すると、めぐみとお友達が、今度はお友達の家でめぐみがお泊りしたい、と。お母さんもOKと言うので、慌ててお泊りセットや着替えを用意し、めぐみはお友達の家に。

めぐみに、21時には寝るように約束して送り出したのですが、、、

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ずーーーっと夜中までぺちゃくちゃおしゃべりしていたそうです。二人とも、楽しかったみたい。

お陰で今夜は早くサッと寝ました。一年前は19時にベッドに入る我が子たちでしたが、この夏休みは21時でも寝ていないことの方が多かったです。(外は20時半でも明るいので、早く寝かせるのも難しいのですが。)朝は8時前後まで起きないので、明日からはリズムを戻すのがちょっと大変化かも。

ママ

 

学校の変化Ⅱ

校長先生に、生徒が増えて一番大変なことは何ですか?と聞いた事があります。校長先生は、先生の確保、と答えていました。

オランダでは、年々小学校の先生が不足し、社会問題になっています。理由は、賃金の低さ、労働時間の長さ、だそうです。その中で、オランダに数パーセントしかないイエナプラン教育が出来る先生となれば、確保が難しいのも想像ができます。

めぐみのクラスは、担任の先生は一人です。めぐみは先生の事がとても大好きと言っています。冗談を言ったり、子供たちを楽しませたりするのが上手で、子供たちに人気なようです。

ですが、夏休み後、3人のお友達が近くの学校に転校することになりました。それぞれの親に話を聞いてみると、簡単に言うと、3人とも学力の低下を理由に転校するそうです。

めぐみは日本の学校だと、小学2年生。めぐみの通うイエナプランスクールでは、自分で一週間の学習予定、一日の学習予定を立てて勉強しています。めぐみは今のところ、順調に計画を立てて勉強しているようですが、計画を作るのに、先生のサポートが必要な子もいます。

転校する3人の親の話だと、3人とも、上手く計画が立てられなかったり、計画通りに進められなかったとき、先生の十分なサポートが受けれなかったそうです。(先生からの話は聞いてませんが)

めぐみは、必要なときに先生のサポートを受けれていると本人は言っていますし、大きな問題もなく学校生活を送っているようです。親としても、学校の教育方針に満足していますが、もし何か問題が出てきて、解決が難しいようなら、転校も一つの選択肢だと思っています。

それから、もう一つ。26年間続けてきた学校の理事長が、定年退職されました。今までのめぐみの学校の校長先生と、他校のイエナプランスクールの校長先生が、夏休み明けから二人でワークシェアリングして理事長になります。めぐみの学校には、新しい校長先生が来ることになりました。

これまた新たな変化で、どうなるかはわかりませんが、更に素敵な学校になれば良いなぁと思っています。

さあ、6週間余りあった夏休みが終わって、やっと明日から学校です!子供たちも、明日からの学校をとても楽しみにしています。親も!(笑)

ママ


学校の変化Ⅰ

今日が夏休み最終日。明日から学校が始まる前に、最近の学校での変化を書きたいと思います。

うちの子供たちが通うイエナプランスクールは、3年ほど前にオランダでExcellent Schoolに選ばれました。それはとっても喜ばしい事でしたが、その反面、生徒の数が急増しました。

めぐみが学校に通い始めた頃は、めぐみのクラスは多い時期でも20人ちょっと、夏休み明けの少ない時期だと15人くらいだったのを記憶してします。一喜のクラス(当時めぐみが在籍していたクラス)は、今では多いと30人以上、少ない時期でも25人くらいです。

一週間のうち数日は、ヘルプの先生もいたりもします。それで問題なくどうにかなっているかどうかは置いておくとして、クラス数も激増しています。最初は各学年3クラスずつで、全体で9クラスしかなかったのが、毎年どんどんと増え、この夏休み後は全部で13クラスになります。

3年ほど前に全て新しく建て替えられたばかりの校舎は、教室が全く足りていません。去年は体育館をパーテーションで仕切って無理やり教室にしてあったり、学童だった部屋を教室にしたりして対応していました。それでも来年からはさらにクラスが増え、教室が足りなくなり、一番上の学年4クラスは、なんと歩いて5分ほどの離れた場所で授業をすることになりました。

めぐみも一喜も、大好きなお友達やお姉ちゃんたちが上の学年にもいるのに、日常的に会えなくなります。歳を超えての交流の素晴らしさも、この学校の特徴だったのですが、来年は物理的に今までのようにいかない状況になっています。(学校からの連絡では、計画的に上の学年の子たちも一緒に遊べたり勉強できるようにとは書いてありましたが。)

校長先生からの連絡では、学校の方針として、入学を希望する子供たちは、全員入学を受け入れ、より多くの子供たちにイエナプラン学習のチャンスを与える事を掲げているそうです。

それはそうと、先に校舎の問題を解決してから生徒を増やすようにできないものか、と思います。

ママ

庭でランチ

一昨日、涼しくなって久々に庭でランチ。パンは自家製ですが、あとは手抜きで。パンやオムレツは、子供たちと一緒に作りました。

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サンドイッチが分厚くて、なかなか口に入らないと嬉しそうに食べる一喜。

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少しお腹がいっぱいになると、遊びながら食べる子供たち。うちの子たちは、お行儀が悪いと知っているものの、近所のオランダの子供たちは大抵はこんな感じです。

最近、オランダでは環境破壊のためにミツバチの数が激減しているそうですが、我が家は何故か去年より増えてる気がします。今年になってから、庭でご飯を食べていると、どんどんミツバチがたかってきて、食べていられる状況ではなくなります。この日も案の定、途中で撤退し、部屋でゆっくり続きを食べました。

ママ