学校の変化Ⅱ
校長先生に、生徒が増えて一番大変なことは何ですか?と聞いた事があります。校長先生は、先生の確保、と答えていました。
オランダでは、年々小学校の先生が不足し、社会問題になっています。理由は、賃金の低さ、労働時間の長さ、だそうです。その中で、オランダに数パーセントしかないイエナプラン教育が出来る先生となれば、確保が難しいのも想像ができます。
めぐみのクラスは、担任の先生は一人です。めぐみは先生の事がとても大好きと言っています。冗談を言ったり、子供たちを楽しませたりするのが上手で、子供たちに人気なようです。
ですが、夏休み後、3人のお友達が近くの学校に転校することになりました。それぞれの親に話を聞いてみると、簡単に言うと、3人とも学力の低下を理由に転校するそうです。
めぐみは日本の学校だと、小学2年生。めぐみの通うイエナプランスクールでは、自分で一週間の学習予定、一日の学習予定を立てて勉強しています。めぐみは今のところ、順調に計画を立てて勉強しているようですが、計画を作るのに、先生のサポートが必要な子もいます。
転校する3人の親の話だと、3人とも、上手く計画が立てられなかったり、計画通りに進められなかったとき、先生の十分なサポートが受けれなかったそうです。(先生からの話は聞いてませんが)
めぐみは、必要なときに先生のサポートを受けれていると本人は言っていますし、大きな問題もなく学校生活を送っているようです。親としても、学校の教育方針に満足していますが、もし何か問題が出てきて、解決が難しいようなら、転校も一つの選択肢だと思っています。
それから、もう一つ。26年間続けてきた学校の理事長が、定年退職されました。今までのめぐみの学校の校長先生と、他校のイエナプランスクールの校長先生が、夏休み明けから二人でワークシェアリングして理事長になります。めぐみの学校には、新しい校長先生が来ることになりました。
これまた新たな変化で、どうなるかはわかりませんが、更に素敵な学校になれば良いなぁと思っています。
さあ、6週間余りあった夏休みが終わって、やっと明日から学校です!子供たちも、明日からの学校をとても楽しみにしています。親も!(笑)
ママ