Saai!(つまんない)
休みの日でも学校に行きたがっていた一喜ですが、最近はちょっと様子が違います。毎朝、嬉しそうに登校はしているものの、このところ「学校はSaaiだから、家にいたい。」と言っています。
理由としては、「学校は先生が言ったことをしなくてはいけないから、Saaiなの。」と。オランダの中でも、とりわけ自由な学校に通っているのですが、本人はそんなことは知るはずもなく、不満足な様子。
話はそれますが、我が家は19時までに寝る準備をして、19時半までは子供たちは自由時間としています。ベッドの上で本を読んだり、自分の部屋でレゴで遊んでいたり、リビングのソファーで本を読んだり音楽を聴いたり、19時半までは、どこで何をしていても良いことになっています。もちろん、ゲームなどは禁止ですが。
今夜は、めぐみは疲れていたようで、19時にベッドに入り寝ました。エネルギーが有り余っていて、しかも寝ることもSaaiだとよく言っている一喜は、最初は自分の部屋で遊んで居ましたが、リビングに下りてきました。
そしてソファーにちょこんと座っておとなしく塗り絵を始めました。
横に座って、最近の学校がSaaiなことについて、一喜に詳しく聞いてみることにしました。
一喜:一喜は、学校も家でもSaaiなの。
ママ:今日も学校はSaaiだった?
一喜:うん。
ママ:何しているときにSaaiなの?
一喜:お片付けしているとき。家でも学校でも、お片付けがSaaiなの。しかも学校は、友達の分も片付けないといけなかったりするから、すごくSaaiなの。
ママ:なるほどね。明日、学校で先生にお片付けがSaaiって先生に言ってみたら?
一喜:言ってみる。
とのことでした。
一喜は、家でもとにかく片づけが嫌で嫌で仕方ない様子です。無視して遊び続けたり、ふざけてごまかして、どこかへ行ったり。「落ちているもは、全部捨てるよ!」と言って、私たちが実際にごみ箱に捨て始めても、微動だにしません。昨夜もリビングを片付けよう、と言うと、「足が痛くて片付けられない。」と言って逃げて行ったり。
学校がSaaiな理由が判明したのは、一安心。学校でお友達と積極的に片付ける様子を見ていたので、学校のように我が家も片付けてくれればと思っているのですが、今は学校の片づけも嫌なようです。
最近は家族の中で一番部屋がきれいなパパ。ところが、パパが片付けをするようになったのは、30歳近くなってから。出会ったころ、足の踏み場のないほど散らかっていたパパの部屋は忘れもしません。(笑)
一喜も片付けに目覚めてくれると嬉しいのですが。あまりSaaiが続くようなら、先生にも相談してみようかな。
ママ