子供の記憶
キッチンでめぐみと一緒に夕ご飯を作っている時です。
急に野菜を切ってる手を止めて、
めぐみ:ママ、ちょこりんちょ、いたね!
ママ:え!?ちょこりんちょ?何それ?
めぐみ:だから、ちょこりんちょいたじゃん!
ママ:ちょこりんちょ??んー、ママ知らないかも。
めぐみ:ちょこりんちょ、ママ知ってるよ。ちょこりんちょいたじゃん!(段々怒ってます)
ママ:どんなのだっけ?どれくらいだっけ?
めぐみ:あー、こーれくらい(両手の親指と人差し指で小さい三角を作って見せる)
ママ:何だったっけ。(判ってあげたいが、まださっぱりわからない)あ、どこにいた?
めぐみ:んーと、んーと、動物園にいた。
ママ:え?動物園???(確かに、3月の初めに動物園に行った)そんなのいた?本当にちょこりんちょって名前?
めぐみ:そう、そう。ちょこりんちょ。絶対ちょこりんちょ。わかった?
ママ:何だろう?ママ、わからないよう。
めぐみ:だから、ちょこりんちょーーーー!!!(遂に大声で怒りだす)
ママ:えーっと、えーっと(ちょこりんちょ、に似た音の動物を必死で考える)。もしかして、、、イソギンチャク!?!?!?
めぐみ:そう、ちょこりんちょ!
ママ:お水の中でしょ?動物園の中の水族館にいたね。でもそれ、イソギンチャクって言うのよ。
その後、楽しくイソギンチャクについて会話をしました。
めぐみは、一カ月以上前の話を急に思い出して話し始めます。
今までも、突然、テッパン、テッパンの歌、かけて、と言われ、実は、tic tac, tic tacの事だったり、fall in, fall in, fall in, fall in~を、フミフミフミフミ~と必死で歌って、私たちに伝えようとしてきたり。
突然過ぎるのと、それまで一回も話すことのなかった内容で、且つめぐみの頭には絵が浮かんでいるのだけれど、主語がなかったり上記のように名前が違ってたりするので、話しかけられてもチンプンカンプンなことが多いです。
毎度何のことか判明すると、おもしろおかしいですが、何歳までこう言ったことがあるのかしら。突然昔の話を始めるのは、普段から脳ミソがフル回転しているようにも感じます。
めぐみは、週に2日学校に通い始めてから、20時に寝て6時半に起きる生活をしてます。
最近、気になってたのですが、学校に通い始めて、フル回転だった脳ミソが、オランダ語だったり環境の変化で更に回転し、寝ている間にその日の情報を処理しきれてないからでしょうか、日中あくびをしていたり、眠くて機嫌が悪くなることもあります。元々よく寝て、朝もゆっくり起きていためぐみには、睡眠が足りないのかもしれません。
オランダで小学生がいる親に就寝時間を聞くと、私が聞いた全員が、19時から20時には寝る、と答えます。小学校を卒業する12歳まで宿題がなく、夕方まで外で走り回って遊んでいる子供たちもよく見かけます。毎日、全力を使い果たして早く寝るのかな。主人と相談し、明日からめぐみも19時に寝る生活にすることにしました。
宿題のない国に来たのだから、よーーーく遊んで、よーーーく寝て、身も心も成長していってほしいです。
ママ