初登校 その2
授業が始まると、先生が娘のことを他の生徒に説明してくれ、
先生を筆頭に全員が娘に向かって自己紹介をしてくれました。
そして、一人の5歳の子が何かあったら私がいつでもヘルプするからと手を上げてくれていました。(ただ、実際は5歳のこなのでそんなに気も回るはずもなく、そのこはほとんど娘には気をかけておらず、他の何人かのしっかりした子たちがサポートをしてくれていました。)
その後は、オランダ語で歌を歌ったり、
歌の中で曜日を覚えていったり、
対話を通じて数字を教えていったりしていました。
・リズミカルにクラスが進んでいくこと(子供達が飽きる前に次のことにテンポよくいく)
・先生が一方的に教えずに、遊びの中で学んでいくこと
が印象的でした。
30分くらいすると、対話をしながら、それぞれの子たちが今日は何をするかを自分たちで決めていきます。教室の前にいろいろなアクティビティーの絵がついたフックがあり、そのフックに自分の名前のついた札をかけていくことにより、誰が何をするか決めて行っていました。
アクティビティーといっても、砂場で遊んだり、工作をしたり、レゴのようなものをしたり、と遊びのようなものばかりなのですが、こうやって低学年から自立学習の基礎を育んでいくんだなと理解しています。
娘はというとカチカチになって椅子に座っていました。
まあ、言葉もわからないですし、日本にいる時からいつも最初は慎重に観察して、ある程度全体像を把握してから動き出すタイプなので、あまり気にしていませんでしたが、時間が経つと自然に他の子供達と一緒に遊んでいました。
年上のお姉ちゃんが手が届かないところは抱っこしてくれたり、やり方を教えてくれたり、まさにマルチプルインテリジェンスの良いところですね。
幼稚園なので当たり前ですが、みんなとにかく集中して遊んでいます。そして本当に元気でよく遊ぶ。東京の幼稚園も日本にいるときにいくつか見ていますが、ここまで元気なこたちは珍しいのではないかとびっくりします。
英語で学校を意味する「school」はギリシャ語で楽しみを意味する言葉が語源だと聞いたことがありますが、私たちの家族も、それを信じています。
やらされていることではなく、遊びの中から情熱と創造性が生まれると信じています。偏差値偏重の教育や受験や塾でギスギスした生活ではなく、ゆとりのある子どもの時代を送って欲しいと思いオランダにきたので、これは我が家にとってとても大事なことです。
しかし面白いのは、あれだけ元気に外で遊びまわっていた子供達が、先生が話出したりすると4,5歳の子供達が静かに話を聞いている。(先生は静かにしろなんて言っていないし、しつけもしていないけど子供達が自然にする)これがこの年でできてるのはすごいことだと思いました。
とにかく子供達が幸せにのびのび育ってくれるのが一番!
パパ